第11回 品質支援課について

品質管理課のお仕事

株式会社アズマ 品質支援課の山本です。

弊社に存在する部署の一つに品質支援課という部署があります。

品質支援課といっても何をしている部署なの?と感じる方が多いのではないでしょうか。

ということで

今回は品質支援課の業務について簡単にご説明させていただき、弊社の商品をご購入いただく際に

「あー、そういえば!」となってくださるとうれしいです。

品質支援課ってどんなことをしているの?

ということで、簡単にご説明させていただきます。

品質支援課は「商品の品質の向上」を目的として日々の業務に取り組んでいます。

その業務を大きく分類すると

●新商品開発に関わること

●既存品で発生した不具合内容の確認・解析に関わること

ざっくりこの2つになるかなと思います。

(もちろん細かな部分は多々ありますが)

新商品の検証

まず新商品開発についてです。

新商品開発では、商品を安全に安心してご使用いただくために何度も商品サンプルを確認し、何度も改善要求をおこないます。

この段階から社内外および生産工場と議論を重ねていきます。
こんな資料のやり取りを何度も行い工場にアズマの品質基準を理解してもらい、修正を重ねます。

タイミングによっては、中国から取引先の方が来日したタイミングで打ち合わせをおこなう場合もあります。

納期やコストなど様々な要素が絡み合っており、思うように進まないことも多々ありますが、問題を解決するために、ひとつひとつ課題をクリアしてき、やっとひとつの商品ができあがります。

不具合品の検証

次に既存品で発生した不具合内容の確認・解析についてです。

確認・解析とひと言でいうと簡単に聞こえますが、かなり時間がかかります。

基本的には「返品理由」の記載があるのですが、症状が再現できなかったり、そもそも返品理由の記載がなかったり、様々な状態のものを確認します。

返品された商品は大切な情報源ですので、可能な限り時間を掛け、確認・解析し、同じ商品を追加で発注する際に、さらに品質を向上させるため生産工場へフィードバックをおこなっています。

また新商品として類似品を企画する際の注意点などのために日々情報を蓄積させます。

ここでひとつ知っておいていただきたいことがあります。

それは、返品された商品の内容を確認すると、必ずしもすべてが不具合品というわけではないということです。

大変申し訳ないことに、ご購入後すぐやご使用時に不具合が出てしまうということもあります。

新商品開発時に、可能な限り想定し、改善・対策をしているのですが、それでも発生してしまいます。

これは事実です。

しかしながら、ご購入いただいたお客様の使いかたによって、不具合と誤認されてしまうことも多々あります。

これもまた事実です。

例えば…

リモコン乾電池の+(プラス)と-(マイナス)を逆に入れてしまって、リモコンが使えないと誤認してしまう。

使用したい機能とは別のモードを選択していて、不具合だと誤認してしまう。

など…このような内容でも返品はされてしまいます。

そこで私からのお願いです。

ぜひ、取扱説明書をよく読んでいただきたいですm(__)m

「読むのが面倒だ」

「だいたいわかるからいいや」

「見なくてもできる」

その気持ちは痛いほどわかります!

私もそうです!

ですが

「あれ?何かおかしい?」と思ったら、ぜひ取扱説明書を読んでください。

よろしくお願いいたします。

もちろん我々としては、お客様から声を真摯に受け止め、より良い商品を世に送り出すため、常に確認・解析と生産工場へのフィードバックはおこなっていきます。

という感じで

これからも引き続き、アズマ全体で品質向上に取り組んでいきたいと思いますので

ぜひ弊社の商品をよろしくお願いいたします!

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