第34回 アズマの社員はタフ

今回はアズマのA社員(※イニシャルはAではありません)

についてご紹介します。

Aさんのアズマ歴の中で「シビレた」話を教えてください。

とお願いすると、気さくに応じて下さりました。

普段のAさんのイメージは

実直、ひたむき。

しんどい時こそ、誰のせいにもせず目の前の壁を一つ一つ乗り越えていく。

そんな人間像の方です。

その人が「シビレる」瞬間ってすごく気になります。

「シビレる」ってそもそも、

むちゃくちゃ曖昧な言葉で、

永ちゃんのライブを最前列で観ても「シビレる」だろうし、

最近で言うと、自転車でイヤフォンして傘さして両手放しで逆走してる時にパトカーいたら「シビレる」でしょうし。

でも、

「シビレた」瞬間とかってありますか?

という曖昧な質問に

「あーありますね」と

1.4秒くらいで話し始めた様子から

よっぽどシビレたんだろうな。と感じたのでした。

「あーありますね」の「あー」

から計測すると、もっと速い。そこでもう思い浮かんでますもんね。

Aさんは

ある年の10月1日にこのアズマに入社されました。

その10日後、

10/11に香港出張の通訳として派遣されたそうです。

もともと、中国語はある程度得意としていたとは言え、

家電メーカーならではの専門用語が飛び交う現場で

中国語がわからない先輩社員と香港で行われた展示会に

現地の人との通訳をやってこいというのです。

入社10日後です。

やっと、昼は最寄りのファミマ行く人が多いのか。。

くらいでしょう。

トイレの電気はまだ、先に換気扇スイッチを押してしまいます。

そんなAさん

展示会にて、専門用語は先輩社員に逆通訳され、

現地の人からの、こいつは大丈夫か。という視線に耐えながら

夜はまた別の、現地の工場の社長との会食。

勿論、通訳をします。

ね。

なかなかSですよね。アズマ。

Aさんは

「まぁ、みんな早く酔っちゃえばラッキーなんですけど」

と、ちょっと笑って話してくれました。

「ラッキー」って言ってました。笑

そんなこんなで、

入社10日後の出張は

誰が偉いのかも、どのくらい大口のお客様なのかもわからないまま、

「シビれ」っ放しでなんとか乗り切りました。

Aさんがあまりにも飄々と話して下さるので、

中国語のわからない私なんかは、

まぁ、

もともと持っている、中国語の能力が高かったんだろうな。

それで乗り切れたんだろうな。

と思いながら聞いていたのですが、

それからわずか数か月後、

Aさんに再び出張の機会が訪れました。

その際には、

「ちゃんと」、現地で迷子になってます。

現地の人に道を聞いて

シンプルに、右と左を聞き間違えて。

工場担当者との話に熱が入る余り、

お客さんと、はぐれてしまい、更にそこで道に迷ってしまったそうです。

そしてまた別の出張先で同じ状況が起こり、

(それはそれで、またなんでやねんと思うのですが)

前回の教訓を活かして、はぐれないようにと、追いかけたところ、

持っていたスーツケースを紛失する事態になったり。

そもそもこのブログ、

Aさん個人の過去の失敗を笑おう。という意図ではありません。

『人に歴史あり』を、少しでも感じて頂ければ。

日々の業務で、中国語を駆使して電話で話すAさんは本当にカッコイイです。

一つの電話で、文字通り二か国語を使い分けます。

日本語で話して、そのあと中国語。とかではなく、日本語と日本語の合間にひと単語だけ中国語みたいな。日本語で話していた帰国子女の人が急に驚いてオマイガ!のあれです。

中国語を華麗に操り、首と肩の間に受話器を挟んでメモを取る姿は本当にカッコイイです。

けれども、先日行ったショッピングモールでのイベント前などは今だにとても緊張したり、ちょっとミスをして落ち込んだ時はYahoo知恵袋を検索して、似たような人が世の中にいないかチェックするそうです。(質問はしない)

入社10日で通訳をして鍛えられた話の後、それが今では全然余裕!

そんな話も、かっこいいですが、あれから7年経った今でも仕事に対して緊張する場面がある。それもなんかカッコイイです。ますますAさんの魅力、深みを改めて感じることができました。

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